EUIDACCESS(3) | Linux Programmer's Manual | EUIDACCESS(3) |
名前¶
euidaccess, eaccess - ファイルへのアクセス権を実効ユーザでチェックする
書式¶
#define _GNU_SOURCE #include <unistd.h> int euidaccess(const char *pathname, int mode); int eaccess(const char *pathname, int mode);
説明¶
access(2) と同様、 euidaccess() は引き数 pathname で指定されたファイルの許可 (permission) と存在のチェックを行う。 access(2) はプロセスの実 (real) ユーザID / 実グループID を用いてチェックを行うのに対し、 euidaccess() は実効 (effective) ID を用いる。
mode は R_OK, W_OK, X_OK, F_OK の一つ以上から構成されるマスクである。 R_OK, W_OK, X_OK, F_OK は access(2) と同じ意味を持つ。
eaccess() は euidaccess() の同義語であり、他のいくつかのシステムとの互換性のために提供されている。
返り値¶
成功した場合 (要求した全てについての許可が得られたら)、ゼロが返される。 エラーの場合 (mode の少なくとも一つのビットで要求した許可がなかった場合や、 他のエラーが起こった場合)、-1 が返され、 errno が適切に設定される。
エラー¶
access(2) と同じ。
バージョン¶
eaccess() 関数は glibc のバージョン 2.4 で追加された。
準拠¶
これらの関数は非標準である。 他のいくつかのシステムには eaccess() 関数がある。
関連項目¶
access(2), chmod(2), chown(2), faccessat(2), open(2), setgid(2), setuid(2), stat(2), credentials(7), path_resolution(7)
2007-07-26 |